中国人民銀行と中国国家統計局が共同で完成した今年第1四半期全国銀行家アンケート調査レポートが明らかにしたところによると、銀行家たちの将来への見通しは非常に明るく、銀行業景気指数も過去最高を記録した。 調査結果によると、今年第4 四半期の経済運営について、「過熱気味」と「正常」と答えた銀行家の割合はそれぞれ44.7%、54.0%で、経済が「過熱気味」という懸念は第3四半期に比べていくらか緩和している。 第4四半期の銀行家信頼指数は均衡点50%以上の58.4%に達し、今年第2四半期のレベルに戻ったものの、依然として年初および暦年の同じ時期のレベルを下回るものとなっている。 そのほか、第4 四半期の銀行業全般の経営状況を反映する銀行業景気指数は6四半期連続で上昇し、史上最高の69.0%となり、銀行業の経営状況が望ましいことを示している。銀行業の景気がよいことは主に、資金が豊富で、需要が旺盛で、諸財務指標が軒並み上昇し続け、銀行業の運営が安定かつ健全であることにある。 貨幣政策感受指数(貨幣政策が「適切」と答えた銀行家の占める比率)では、今四半期に銀行家たちの貨幣政策の緊縮感がいくらか緩和している一方、「緊縮的なものである」との見方を示す銀行家の比率が増加しており、年初に比べてすでに合計で18.6ポイント上昇している。 また、今四半期の貸付需要景気指数は66.6%で、前の四半期と比べて横ばいであるが、依然として高止まり状況にある。そのうち、個人消費ローン以外、その他の各種類の貸付供与景気指数は軒並み低下傾向を続け、今年では最低となり、個人消費ローン需要景気指数は小幅な上昇となり、今年では最高となった。これと同時に、貸付需要が増えていると感じている銀行家の中で、政策性銀行、国有商業銀行の銀行家の割合が最高となっており、前の四半期に比べて、貸付需要がいくらか増えているいると答えた銀行家の中で、政策性銀行、国有商業銀行では一定の上昇示が見られたほか、その他の各タイプの銀行ではいくらか下がっている。 「チャイナネット」2006年12月22日 |