国家統計局の李暁超報道官は25日、「過去数年間、特に年初以来、不動産販売価格が上昇を続けたのには4つの主な原因がある。需要の急速な増加、住宅の供給不足、土地開発?建設コストの上昇、市場の観測――の4つだ」と発言した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 李報道官は次のように述べた。 経済の急速な発展に伴い、個人所得が不断に増加し、都市化進展のプロセスが速まったことから、住宅ニーズが急速に増加した。また複数の住宅の購入へのニーズも依然として根強いことから、ニーズが自ずと拡大した。 住宅供給が相対的に不足気味で、構造の不合理さという問題も残されている。特に中~低所得層を対象にした中小規模住宅の割合がなお低い。 土地開発?建設コストが高い。全国の大中70都市で土地の取引価格が急速に上昇し、第1~第3四半期(1~9月)の累計平均上昇率は12.8%で、第1四半期は9.8%、第2四半期は13.5%、第3四半期は15%だった。建築資材価格、人件費、機械使用料の上昇も不動産価格の上昇を促した。 現在市場には住宅価格が上昇を続けるとの観測があり、投資としての住宅購入ニーズも存在する。こうしたことも価格上昇を推進する原因になっている。 全国の不動産価格はここ数年、上昇を続けており、年初以来上昇傾向が徐々に加速している。第1~第3四半期、大中70都市の不動産販売価格は累計平均6.7%上昇しており、第1四半期は5.6%、第2四半期は6.3%、第3四半期は8.2%の上昇だった。 「人民網日本語版」2007年10月26日 |