中国証券監督管理委員会、国務院国有資産監督管理委員会筋はこのほど、中国は上場企業の市場ルールに基づいた持続可能な発展にプラスとなるM&A(合併?買収)をサポートし、上場企業がより大きく、より強くなるようにする方針を取ることを明らかにした。 中国証券監督管理委員会の尚福林主席は、このほど開催された「上場企業M&A国際フォーラム」の席で、株式の自由流通の構図が初歩的に形成されており、今後上場企業のM&Aもさらに活発になるという見方を示した。その上で、中国証券監督管理委員会は一連の措置を講じて、制度の整備を強化し、上場企業のM&Aの展開に望ましい環境を作り出し、規範化したM&Aの展開を促すとしている。 国務院国有資産監督管理委員会の李偉副主任はまた、「経済のグローバル化発展にともない、M&Aを通じて資源配置の合理化を図ることは、すでに近代企業の規模の最適化と実力の最大化を実現する上で、最も有効な手段である。国有資産管理部門は、中央企業持ち株の上場企業が資本市場のM&Aにおける役割をいっそう発揮させ、引き続き国有企業がM&Aを通じて上場企業になることをサポートし、国有企業のコーポレートガバナンス構造の改善を目指す」、と語っている。 中国証券監督管理委員会はさらに、外資系企業によるM&Aを規範化し、多方面のウィン?ウィンの構図の形成を図り、M&Aへの監督管理と市場取引への監督管理との連動体制を形成させ、仲介機構の役割を十分に発揮させ、M&A監督管理メカニズムの構築に力を入れ、全方位、多次元の総合監督管理システムを作り上げ、監督管理の効率性を高める方針である。 「チャイナネット」2006年12月29日 |