12月29日、中国国務院新聞弁公室は「2006年に中国の国防」というテーマの白書を発表した。同白書は中国の国防政策、体制、装備、国防関係の科学技術工業および軍事分野における国際協力の現状を総括したもの。この白書は次の10の部分からなる。1、安全保障情勢;2、国防政策;3、国防の指導?管理メカニズム;4、人民解放軍;5、人民武装警察部隊;6、国防動員と予備兵力の整備、7、沿岸と辺境の防衛;8、国防関係の科学技術工業;9、国防支出;10、安全保障面での国際協力。そのほかに、同白書には、参考のための重要な文献が付録としてついている。例えば、「中国人民解放軍の指導メカニズム」、「2005-2006年における中国の軍隊の対外交流の主な状況」、「2005-2006年に中国の軍隊が参加した安全保障問題についての話し合いの状況」、「2005-2006年に中国の軍隊と外国の軍隊がともに実施した軍事共同演習の状況」、「中国の軍隊が国連PKOに参加した状況」、「2005-2006年に発布された主な軍事法規」などがそれである。 同白書によると、中国が、国内経済が絶えず成長しつつあることに基づいて国防と軍隊の現代化を促すことは、世界の軍事変革の新たな発展すう勢に適応し、国にとっての安全保障と経済発展の利益に合致するものである。中国が、他の国との軍事拡張競争を繰り広げることやほかの国にとっての妨げや脅威になることはない。21世紀の新しい段階においては、中国は科学的発展観を国防と軍隊の建設における重要な指導方針として、中国の特色のある軍事変革を積極的に促し、国防と軍隊の建設の全面的かつ持続可能の発展のために力を入れている。 中国は防御的な国防政策を実施し、中国の国防は国の発展戦略と安全戦略に従い、国の安全と統一を旨とするものであり、「ややゆとりのある社会」(小康社会)を構築するという偉大な目標の実現を確保するものである。中国は永久に世界の平和、安全、安定を守る確固としたパワーである。 「チャイナネット」 2006年12月30日 |