中国交通部の李盛霖部長は、28日に開催された「中国?ASEAN港湾発展協力フォーラム」の席で、中国?ASEAN間の交通分野における協力は史上最高の時期に入っている、と中国?ASEAN間の交通分野での協力を高く評価した。李盛霖部長によると、昨年の中国?ASEAN間貿易では、62%以上の製品が港湾物流システムを利用して輸送された。 1991年いらい、中国?ASEAN間の貿易額が約80億ドルから2006年の1608億ドルに増えた。そのうちの1000億ドルの製品は、海上ルートで輸送され、港湾と海運はすでに中国?ASEANの友好協力の重要な存在となっている。中国とASEANの経済、貿易の絶えざる発展および経済のグローバル化の背景の下で、中国とASEANの港湾はいずれも望ましい発展の勢いを見せている。2006年末現在、中国の港は1400余り、昨年の貨物取扱量は55.7億トンに達した。 中国は、すでにASEAN諸国との間で、港湾技術交流?港湾管理者の育成などについて一連の多角的海上輸送に関する協定や海事協力に関する覚書に調印し、数多くのASEAN諸国に通じる道路、鉄道、内陸河川、海運および民間輸送ルートが建設され、昆明?バンコク道路、メコン川上流航路改善プロジェクトなどインフラ整備関連プロジェクトが実施された。同時に、海上救助、船舶汚染対策、自然災害対策および一連の海事安全、関係者の技能研修?交流などさまざまな協力も行われた。 その他、中国はメコン川流域開発協力に積極的に参与し、『メコン川流域旅客?貨物輸送の利便化に関する協定』に調印し、そしてラオス、ミャンマー、タイとの間で『メコン川における船舶航行に関する四カ国協定』および『四カ国政府間の船舶航行に関する覚書』に調印し、資金を拠出してラオス、ミャンマー、タイと共同でメコン川上流の航路改善プロジェクトを完成させた。 李盛霖部長はまた、中国とASEANの間で港湾の建設?経営への相互参入、港湾関係者の育成訓練と技術交流および汎北部湾経済圏港湾協力の強化を引き続きサポートするための中長期的交通協力計画を策定することも提案した。 「チャイナネット」2007年10月29日 |