伝えられるところによると、中関村科学技術パークにある中星マイクロエレクトロニクス有限会社が独自に開発したデジタル?マルチメディアチップ?シリーズ製品の「星光」1号、2号……5号――「星光中国チップ」は、すでに世界トップレベルに達している。このチップは初めて国際市場への大挙進出を成し遂げたメイド?イン?チャイナのチップとして、サムスン、フィリップス、ヒューレット?パッカード、ロジテック、富士通、聯想(レノボ)など国内外の著名企業に大量採用され、ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国などの市場を幅広くカバーし、マーケットシェアは60%以上に達している。デジタル画像処理チップのマーケットシェアでは世界でトップである。「星光中国チップ」は今年3月に中国「国家科学技術進歩賞」の1等賞に輝いた。この5年間に、「星光中国チップ」は一躍世界チップ業界のまばゆいスターに駆け上がるとともに、中関村ではシンボルとしての存在にもなっている。 わずか20年余りで、中関村は北京の「電子街」から「中国独自の技術を創出する本拠地」への躍進を遂げた。今や、中関村科学技術パークの大学、科学研究機関及びハイテク企業は「863計画」(中国のハイテク研究?発展計画)プロジェクトの25%を引き受けている。2004年における同パーク内企業の発明?特許出願件数は3218件に達し、北京市のそれの1/3を占め、技術関係の取引額は140億元に達し、そのうち北京以外の地域への技術供与総額は100億元となっている。現在、同パーク内企業の持つ国際基準は9件、国家基準は98件、業界基準は114件に達している。中関村科学技術パークの上場企業は73社に達し、北京市上場企業総数の半分以上を占め、そのうちナスダックに上場した企業は9社で、「ナスダックの中関村ハイテク企業群」を形成するに至っている。ICチップ、ソフトウェア、移動体通信、高性能コンピュータ、バイオ医薬などの分野においても、中関村企業の技術イノベーション能力は突出したものとなっており、先導的な役割を果たす企業が数多く現われている。 中関村科学技術パーク内企業はすでに0.13ミクロンから0.25ミクロンのIC回路設計能力を持ち、世界先進水準とのギャップは絶えず縮小しており、「曙光4000Aスーパーコンピュータ」は1秒間に最大11兆回(11テラフロップス)以上演算の大台を突破し、中国はすでに世界3番目の10兆回以上の演算をこなせるスーパーコンピュータの製造?応用ができる国となっており、大唐会社が独自で研究?開発した第3世代移動体通信基準はすでに国際電気通信連合によって三大国際基準の1つとして認定され、これはこれまでに中国企業が作り出した最も影響力のある国際基準である。 2005年7月20日には、中関村ソフトウェア連盟の研究?開発した国内最初の100%国産ソフトウェアによるOAシステムモデルが正式に応用され、中国のOAシステムが長期にわたって国外のソフトウェア製品の独占下に置かれていた局面が打破され……現在までのところ、中関村のハイテク企業はすでに国の「科学技術進歩賞」の1等賞を9回も獲得している。 「チャイナネット」 2005年8月16日 |