北京で開催された、東南アジア諸国連合と中日韓(ASEANプラス3)の首都警察による交流協力シンポジウムは18日、「ASEANと中日韓の首都警察局協力の強化に関する北京宣言」に調印し、閉幕した。これにより、複数の国による警務協力の国際システムを初歩的ながら構築し、13カ国による今後の警務協力の基本原則、方向性、運営メカニズムがより明確化され、2008年北京五輪の安全対策に向けた国際的な交流?協力の基礎が固まった。 「北京宣言」は、9つの合意を盛り込んでおり、「各国は必要に応じて警察連絡システムを構築し、共通の関心事である反テロ、薬物の密売、マネーロンダリング、国際犯罪、コンピュータ犯罪など、新たな安全問題について情報を交換し、密接な協力を展開していく」としている。 さらに、警察の地域協力?国際協力の重点に、テロ、マネーロンダリング(資金洗浄)、国際犯罪などの取り締まり、国際的な大型スポーツ競技会での安全対策、突発的な事件や群集による事件の処理、都市交通における高効率の司法制度構築、首都に住む外国人の安全管理などのノウハウ?情報交換の強化を挙げた。 「人民網日本語版」2005年8月19日 |