北京市人民代表大会常務委員会は29日午前、「北京市人民代表大会代表の視察方法(改訂草案)」の審議を行った。これによると、市人民代表大会代表(以下、市人民代表という)が、政府部門や関係機関を視察するとき、いいかげんで形式的な視察ではなく、最も真実に近い状況を把握するために、事前連絡なしに「抜き打ち視察」をすることが盛り込まれている。「新京報」が伝えた。 現在、市人民代表の視察について、事前に準備を整えた形式主義になっていることが問題化している。視察方法の審議で常務委員会委員は、視察の質を高めるため、視察対象を選択する際に、異なる形式の部門にも配慮し、多様化を実現することで、形式的な視察を減らすという案を提出した。 さらに改訂草案では、市人民代表は市人民代表大会常務委員会が統一的に手配した視察に参加し、視察中に緊急問題や重大問題を発見した場合、その問題について、同級か下級の国家機関の責任者との会見を要求することができる。会見を申込まれた責任者は、市人民代表の提案?批判?意見を聞き、必要ならば説明と回答をすることを規定している。 「人民網日本語版」2007年10月30日 |