今年の夏季収穫食糧の作付面積は2635.8万ヘクタール(39537万ムー)で、前年比4.7%――118.2万ヘクタール(約1800万ムー)増となっている。2005年の夏季収穫食糧増産の原因は主に作付面積が増えたことにあり、大まかな計算では作付面積の増加が475万トンの食糧増産をもたらし、夏季収穫食糧増産への寄与率が93%に達している。夏季収穫食糧の単位面積収穫量が4032キロ/ヘクタールで、昨年より14.2キロ(0.4%)の増加となっている。単位面積収穫量の増加が夏季収穫食糧37万トンの増産をもたらすこととなった。 夏季収穫食糧増産は次の3つの原因がある。 1、 政策によるバックアップの波及効果が顕在化したこと。国の食糧生産補助金支給政策が昨年に実施されたもので、この政策の効果が今年の夏季収穫食糧の作付に積極的な影響を及ぼした。 2、 食糧?綿花栽培の収益に変化が生じ、綿花栽培面積が減り、秋まき小麦の作付面積が拡大したこと。今年の綿花の作付面積は1000万ムー(15ムー=1ヘクタール)近く減り、主として秋まき小麦の作付に転じた。 3、 秋まき小麦の主産地では、播種期間の土壌湿度がよく保たれ、光と熱量も十分で、秋まき小麦の播種と苗の生育も順調で、秋まき小麦作付面積の拡大にプラスとなった。 地域別に見ると、今年の夏季収穫食糧の増産は主に河北省、山東省、河南省によるもので、この3省における実地調査では収穫量はそれぞれ前年同期比97万トン、216万トン、88万トン増え、合計401万トンの増産となり、全国の夏季収穫食糧増産への寄与率は78%に達している。 「チャイナネット」2005年8月31日 |