国務院の温家宝総理は21日、国務院常務会議を召集し、会議は職業教育活動の強化に関する計画を討論し、「国務院の職業教育の強力発展に関する決定」案を協議した。同案は原則可決した。

会議は、科学教育による国家振興戦略と人材強国戦略の実行、職業教育の強力発展、人材資源開発の加速を、新たな工業化路線の推進、三農問題（農業?農村?農民の問題）の解決、雇用?再雇用の促進に向けた重要措置と位置付けた。また、国民の資質を全面的に高め、中国の総合国力を強化するための重要な道でもあり、教育原理の尊重、人の個性に合わせた教育、基礎教育?職業教育?普通高等教育のバランスある発展促進のための必然的な条件でもあるとした。その上で、各クラス政府と関連部門は緊迫感と使命感をより強く持ち、効果的な措置を取り、職業教育を適切に強化していく必要があるとした。

会議はまた、今後一定期間の職業教育改革発展の目標と任務を提示した。2010年までに、中等職業教育の定員総数を、普通高校の定員総数と同じ800万人に達するよう目指す。高等職業教育の募集規模は、高等教育機関の定員総数の半分以上とする。また、職業教育学校の設立?運営条件を全体的に改善し、教員陣容の強化を図る。

「人民網日本語版」2005年9月23日