天津と四日市の友好都市提携25周年に当たり、日本国際環境技術譲渡研究センター(ICETT)と天津市環境保護局は工業汚水処理技術シンポジウム(会期三日間)を催した。天津市の陳質楓副市長がシンポジウムに参加し、四日市市の井上哲夫市長と会見した。 四日市市の玉置泰生元市長はICETTの技術顧問として日本の水汚染防除法規に関する講座を開き、日本の食品業界とトヨタの専門家がそれぞれ食品加工業と工業における汚水処理技術を紹介し、天津市環境保護局及び企業関係者と環境管理システムの整備と水資源保護と節水の関係について討論した。今回のシンポジウムは四日市市と天津市の水環境管理の理念と研究成果を提示する場ともなった。 シンポジウムの席上、陳質楓副市長は、天津は環渤海地区の経済発展のために力を入れる中で、二つの重要な課題に直面している。その一つは環境保護である。同市長は四日市市がその先進的な中水利用と工業用水処理の経験と技術をもたらしてくれたことに感謝し、こうした交流をこれから続けたいと述べた。 井上市長は陳質楓副市長と天津市環境保護局のあたたかい款待に感謝の意を示した。同市長はさらに、ICETTはこれまで天津市政府や企業からの研修生を80人余り受け入れた。これらの研修生たちは帰国後、それぞれの職場で日本で身につけた知識を生かして、天津市の環境保護事業に大きく貢献している。われわれは天津市の戴相竜市長と友好都市提携の取り決めに調印し、こうした環境保護をテーマとするイベントはこれからも続けていきたいと語った。 「チャイナネット」2005/09/07 |