中国政府は6日、人口の少ない(10万人以下)少数民族に対する財政支援を強化することを発表した。向こう5年間で、こうした少数民族が暮らす行政村のインフラを大きく改善し、住民の生産活動をめぐる大きな問題を効果的に解決し、貧困人口の衣食問題をほぼ解決していく狙いがある。 国家民族事務委員会の記者会見によれば、国家発展改革委員会は、人口の少ない少数民族が住む地域のインフラ整備に10億元を投入することを決定した。財政部は、これら民族の生産?生活環境の改善と、農牧民の所得増加のために毎年1億1200万元を拠出する。国家開発銀行は、融資によるサポートを強化する。国務院貧困扶助開発指導チーム弁公室は、これら民族の暮らす貧困村345カ所すべてで、村ぐるみの貧困扶助を進める計画を、優先的に実施していく方針だ。 「人民網日本語版」2005年9月7日 |