人民政治協商会議全国委員会(全国政協)が主催する「21世紀フォーラム」2005年会議が5日午前、北京で開幕した。温家宝総理は開幕式で演説し、中国の発展は世界と切り離せず、世界の発展にも中国が必要であり、中国の社会主義と現代化の道は、平和と発展の道であると指摘した。 温家宝総理はまた「われわれは、対外開放の基本政策をゆるぎなく実行し、世界貿易機関(WTO)の規則に基づいて国際経済における技術協力と競争に参加し、(国内と国外の)2つの市場と2つの資源をより有効に利用していく。また、対外経済管理体制と政策を整えていく。市場をさらに開放し、投資と貿易の環境を改善する。貿易構成を改善し、外資を導入する水準を高めていく。(国内)企業による海外投資や、投資先の国の企業との共同発展を奨励する」と述べた。 また、中国社会主義の現代化の道は、平和と発展の道であると強調。「平和と発展の道の本質は、世界平和の適切な機会を捉えて自らの発展を実現し、また自らの発展によって、世界平和をより有効に維持し、促進することだ」と述べた。 温家宝総理はさらに「われわれは、主に自力と絶え間ない改革によって発展を実現し、平等互恵を基礎に世界各国との協力を発展させる。中国の発展はいかなる国の脅威にもなり得ない。世界平和の維持、共同発展の促進により大きく貢献するだけだ」と話した。 「人民網日本語版」 2005年9月7日 |