西は四川省の普光から東は上海まで通じる全長1700キロに達する天然ガスパイプライン敷設プロジェクト「国家『川気東送』プロジェクト」の工事着工が8月31日、北京で宣言された。この工事は、三峡ダム、西気東輸(新疆地区のガスを沿岸部に送るプロジェクト)、青蔵鉄道、南水北調(南部の水資源を北部に送るプロジェクト)に次ぐ第5大プロジェクトになると言われている。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 国家「川気東送」プロジェクト建設指導グループが31日成立し、国家発展と改革委員会の陳徳銘副主任がグループ長となった。同プロジェクトでは中国石油化工集団が投資、運営を行い、総投資額は627億元に達する。普光ガス田をおもな供給源とする「川気東送」プロジェクトでは、四川と重慶で使われるガスを合理的に供給することを前提とした上で、主に江蘇省、浙江省、上海に、さらに沿線の湖北省、安徽省、江西省にガスを供給する。2010年末には年産120億立方メートルの生産能力を確保する見込み。 「西気東輸」プロジェクト、忠武(忠県-武漢)線、渋寧蘭(渋北-西寧-蘭州)線、陝京(陝西-北京)一線および二線などの建設、操業に続いて、「川気東送」プロジェクトの始動、「西気東輸」二線などのプロジェクトの前期行程の展開を待って、全国を網羅する天然ガスパイプライン網が形作られようとしている。 「人民網日本語版」2007年9月3日 |