中国銀聯株式有限会社の万建華総裁はこのほど、記者のインタビューを受けた際、「『銀聯』カードは、年内に日本、アメリカ両国のPOS端末でも利用可能となり、2006年には世界各国、各地のATMで、『銀聯』カードの利便性を実感することが可能となる」、と述べた。 「中国銀聯」筋によると、中国国内の銀行カード発行数は2001年末の3.8億から、現在の8億に増えた。 中国の銀行カード産業は極めて大きな潜在力を持っており、住民の銀行カード消費総額も伸び続けており、2001年の1280億元から2004年の6000億元近くに達し、約4倍の増加となっている。 2004年1月から、「中国銀聯」が現地金融機関の協力のもとに相次いで香港、マカオ、シンガポール、韓国とタイでの「銀聯」カード業務を打ち出した。2005年6月末現在、海外の「銀聯」カード扱い店舗数は約1.8万となり、銀聯ネットワーク接続可能のPOS端末は2.3万台、ATMは8000台以上になっている。銀聯ネットワーク加入の中国大陸以外の金融機関数はすでに23に達し、そのうち11の金融機関では銀聯カードを発行することにもなった。 「銀聯」カードの海外での利用は中国人観光客の海外での消費を促すことになっている。2005年上半期に、「銀聯」カードの海外における利用件数は171万件、決済総額は約50億元となり、そのうちPOS端末を通じての消費額は43億元となっている。 「チャイナネット」2005年9月13日 |