北京青年報の報道によると、世界銀行が14日に発表した報告で、ビジネス環境の自由度の面で、中国は世界155カ国(地域)中で91位だった。世界銀行の専門家は、中国のビジネス環境はまだ厳しいと指摘する。特に中小企業にとっては厳しい環境だという。 世界銀行が発表した「ビジネス環境の現状2006:雇用機会の創出」は、世界155の国と地域で調査を行った結果を基に作成された。今回は、企業経営に関する重要な法律や改革の状況について、初めて順位をまとめた。 報告によると、現在世界で最もビジネス環境が優れているのは、ニュージーランド、シンガポール、米国、カナダ、ノルウェーの順。香港は7位だった。ビジネス環境の自由度の面で、30位までに東アジアの6つの国?地域が入ったことは注目に値する。シンガポールと香港のほかに、日本、韓国、タイ、マレーシアがベスト30入りした。 他地域との比較では、中国など東アジアの国は、中小企業支援や雇用機会創出のための改革が、やや遅れている。銀行の融資、経営活動の許認可などをめぐる法律環境でも、多くの障害が存在する。ただし中国の輸出入手続きは、近隣諸国?地域よりも優れていると評価された。 「人民網日本語版」 2005年9月16日 |