河北省承徳市政府によると、今後15年間に承徳市を「山や川が寄り添いあう、集約的で循環のある、調和の取れた共生」型生態都市に築き上げる目標を打ち出した。 承徳市は北京周辺にある密雲ダム、潘家口ダムの主要な水源地であり、北京と天津の北部の砂あらしの経由する地帯と砂あらしの発生源の一つでもある。ここ数年、北京?天津周辺の砂あらし発生源対策や首都北京の21世紀初頭における水資源の持続可能な利用プロジェクトなどの生態プロジェクトの実施に伴い、承徳市の生態景観にも著しい変化が現れている。承徳市はこのほど『生態市建設に関する決定』を打ち出し、その中で、生態建設をこの市の全面的な社会の建設における重要な内容にし、2020年までに経済の成長パターンの顕著な変化、生態系の全面的な改善、人と自然の調和の取れた社会を築き上げることを打ち出している。 承徳市の生態建設は3段階に分けて逐次実施することになっている。初期の段階は今年から2010年までで、経済構造の最適化、産業の生態型転換と配置の調整の問題を集中的に解決し、突出した生態問題を解決し、市街区では国家環境保護モデル都市の主要な指標をクリアする。第2段階は2010年から2015年までで、生態整備の作業が全面的にくりひろげられ、生態産業体系を初歩的に形成し、産業構造の中で主導的地位を占めるようにし、都市インフラ施設を基本的に完備させ、市街区を国家環境保護モデル都市にし、市全体が国の環境保護モデル都市の指標をクリアするための基礎を固める。目標達成期は2016年から2020年までで、合理的な経済構造と産業構造を形成し、完備した都市環境インフラ施設と汚染予防抑制システムを擁し、環境質を国際先進レベルに接近させる。 現在、承徳市は生態都市建設指向の経済政策を策定中で、生態都市建設資金を予算に組み入れ、一連のハイテク応用度の高い、経済効率が高く、資源の消耗が低く、環境汚染が少ない優位産業、優良企業、優位製品を育成することに努めている。 「チャイナネット」2005/09/26 |