市場調査会社ACニールセンがこのほど発表した中国市場報告によると、2004年度における中国日用消費品市場の全体的成長は7ポイントであったが、ヨーグルト、発酵乳の成長率は38%に達し、主要日用消費品30種類の売上高増加のトップであった。 報告によると、ACニールセンが中国で行なった主要日用消費品30種類に対する全国範囲の調査では、昨年の全体成長率は7%、20種類がプラス成長を記録し、うち10種類は二桁成長を記録している。ヨーグルト、発酵乳以外で成長が目覚しい品種はリンス(33%)と乳児用粉ミルク(23%)であった。 ACニールセン中国地区の高恩理事長は、「国民一人一人の健康に対する関心が健康食品の需要を増大させており、ヨーグルト、発酵乳に対する需要急増の大きな要因となっている」と説明している。 また報告では、21種類の消費品の売上高の半分以上が現代的産業業態によってもたらされており、特に大ショッピングセンター、スーパーマッケットの貢献度が高い。こうした趨勢は乳児用穀類、麦芽乳エキス、乳児用粉ミルク、使い捨てオシメ、洗顔用乳清クリームなどに顕著に表れており、大ショッピングセンター、スーパーマッケットではこれらの商品の売上が売上高の80%を超えている。 「チャイナネット」2005/09/28 |