市統計局と国家統計局北京調査総隊が22日に共同で発表した1~9月期の北京企業景気指数は上昇を続けており、最終的には140ポイントを突破し142.1ポイントに達し、過去最高となった。しかし関係者は、好調な状況の中、資金不足が日増しに北京の企業発展の足かせになってきていると明かした。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。 北京の8大業種のうち、景気指数が最も高かったのは小売業、次いで宿泊及び飲食業であった。建築業は北京企業の大きな注目点となっている。1~6月期の同業種の景気指数は「比較的景気が良い」状態であったが、7~9月期には「景気がかなり良い」となり、158.7ポイントで過去最高を更新した。 これについて市統計局のウ秀琴広報担当者は、主に北京五輪競技場の建設と大型プロジェクトが数値を押し上げており、建築業企業の工事契約、完成建築工事量と新たに着工する工事量などは比較的良好な状況を維持していると述べた。 注目すべき点は、北京の企業発展は良好であるが、資金不足が企業の直面している目立った問題となっていることである。北京の企業は融資難や返済が延びているなどの問題に直面しているほか、更に流動資金が乏しいという大きな問題を抱えており、7~9月期の企業の流動資金指数は107.1ポイントで、「わずかに景気が良い」状態となった。8大業種のうち、工業、建築業、交通運輸、倉庫?郵政業、不動産業の流動資産指数は「不景気」状態にある。 「人民網日本語版」2006年10月24日 |