李肇星外交部長は23日、西日本新聞社の多田昭重社長らと会談した。多田社長らは人民日報社の招きで訪中している。 李部長は、安倍晋三首相の就任早々の訪中について「民意に沿うもので、両国間の政治的障害を打破し、中日関係に転機をもたらした」と評価。日本側と共に、機会をしっかりと捉え、中日関係の改善と発展の流れを強化し続けていく意向を示した。また、メディアを含む日本各界の人々が、今回の訪問や中日関係の改善と発展に積極的な努力をしたことを評価し、「メディアが今後も引き続き、より客観的で友好的な報道を行い、両国人民間の相互理解と友好感情の増進に貢献することを期待する」と述べた。このほか、朝鮮半島核問題などの問題についても答えた。 多田社長は「今回の訪問を通じて、中日関係の改善と発展に対する中国の政府と人民の誠意を痛切に感じた」と強調。「今後は中国メディアとの交流と協力をさらに強化し、中国を深く理解し、客観的、全面的に中国を報道し、両国の民間理解や各分野の交流と協力の促進に貢献していきたい」と述べた。 「人民網日本語版」2006年10月24日 |