中国を訪問しているシラク?フランス大統領は10月26日午後、北京大学で数百人の教師と大学生を前に講演を行った。 「中国とフランスのパートナーシップ:平和と進歩のための壮大なる志」をテーマとするこの講演の中で、シラク大統領は現在の国際情勢や中国とフランスの二国間関係について分析を行い、「この世界にはさまざまな対立がともに存在し、グローバル化とナショナリズムの間で揺れ動いている。欧米とイスラム世界、世俗と宗教、先進国と発展途上国、世界のさまざまな文化の間に、日ましに分裂の危険に直面しており、この世界は安定と混乱の間で徘徊しており、われわれは孔子の『二人心を同じうすれば、その利、金を断つ』の名言を銘記しているからこそ、近年、中国とフランスはたゆまず努力し、全面的な政治組織の枠組みを構築しており、有力な、合法的な、諸国に受け入れられる国際組織の枠組みの下でともに責任を負っているのである」と語った。 講演を締めくくるにあたり、シラク大統領は「みなさんが世界の将来の命運に影響を及ぼすことになろう」と中国の大学生たちに期待を寄せた。 「チャイナネット」 2006年10月27日 |