3年の努力を経て、青海省の三江源地区に住む約3万人の牧畜民が、先祖代代が住んできた高地から、町や郷鎮に移転した。これらの住民のために、地元政府は、人口が比較的に集中している町や郷鎮に、水道、電気、医療、教育などの設備を備えた14の移民区を建設した。 三江源地区は、西部の青海省南部に位置し、中国で最も重要な河川長江、黄河及び国際的河川であるメコン川(瀾滄江)の発祥地である。30年近くの間に、地球温暖化と人的活動の活発化といった影響を受け、三江源地区の生態環境は、ますます悪化している。 2003年から、中国政府は、三江源地区の生態環境を整備し始め、住民移転も生態修復プロジェクトの中の重要な内容の一つとなっている。 「CRI」より2006/10/31 |