河南省竜門石窟管理局によると、このほど、竜門石窟は北京大学と取り決めを結び、双方が三次元デジタル化技術で竜門石窟に対してシリーズ開発を行うことになった。これは、「竜門石窟デジタル化」プロジェクトが実施段階に入ったことを示している。 聞くところによると、「竜門石窟デジタル化」プロジェクトとは、デジタル化技術で現存する竜門石窟のあり様、洞窟、仏像などに対して全方位の情報採取、加工を行い、文化財の保護、修復と研究に科学的なよりどころを提供すると同時に、竜門石窟のデジタル化展示と展覧システムを開発することである。 「竜門石窟デジタル化」プロジェクトが完成したら、人々はどの角度からも石窟の芸術を観賞することができ、ネットで竜門石窟を見物することもでき、さらには、破損個所のある現存の仏像のデータを利用して、欠けている部分を推測し、復元して見せることも可能となる。 近いうちに、北京大学は、技術者を派遣し、竜門石窟の一つを選んで三次元スキャニングを行い、関係データの基準を設け、さらに専用ソフトウェアを新たに開発し、そのデータを処理し、「竜門石窟デジタル化」プロジェクトのサンプルを制作することになっている。来年9月には、このサンプルが完成する見込み。 「チャイナネット」2006年11月2日 |