上海市人口計画生育委員会は31日、10カ国の上海駐在領事館に対して上海の人口と出産の状況について報告した。上海市の常住人口の自然増加率は2005年に0.096%となり、プラス成長に転じた。同市の常住人口の自然増加率は1994年にマイナス成長となり、以降マイナスが続いていた。 同委員会の担当者によると、プラス成長となった原因は主に3つある。 (1)常住人口の全体数が増加を続けていること。2005年末時点での上海市の常住人口は1778万人で04年比36万人増加し、2.0%増となっている。 (2)上海が再びベビーブームを迎えていること。上海市の常住人口の出生数は05年には12万3900人で、04年比2万1千人増。常住人口の出生率は0.704%(1000人当たりの出生児数7.04人)で、同0.104ポイント上昇している。06年の出生数は13万1千人、07年には13万7千人になるとみられる。 (3)市民生活の向上にともない寿命が延びていること。05年には市全体の戸籍人口のうち60歳以上の高齢者が266万人で19.6%を占めている。 「人民網日本語版」2006年11月2日 |