国防科学技術工業委員会と中国民用航空総局は1日、2006年中国国際航空航天(宇宙)サミットフォーラムを共同で開催した。フォーラムでは、今後5年間に中国の航空宇宙産業が実現に向けて努力すべき任務?目標として、次の8つが示された。 (1)中国独自開発のコミューター機「ARJ21-700」の市場参入と大量生産を実現させる。 (2)6トン級中型汎用ヘリコプターの初飛行を成功させる。 (3)大型航空機の設計から製造に至る総合的技術を開発する。 (4)無毒、ゼロ汚染、高性能、低コスト、大推進力の新世代キャリアロケットを開発し、運搬能力を地球に近い軌道では25トン、地球と同周期の軌道では14トンに引き上げる。 (5)高解析度の地球観測システム事業をスタートさせる。 (6)新型の気象衛星、海洋衛星、資源衛星、環境?災害観測用小型衛星、通信?放送衛星、新技術テスト衛星、帰還式科学実験衛星、育種衛星などを開発し、打ち上げる。測位衛星「北斗」によるナビゲーションシステム計画をスタートさせる。 (7)有人宇宙飛行事業で飛行士の船外活動(EVA)を行い、宇宙船のドッキングテストなどを実施する。 (8)月の周回探査を実現し、中国初の月面探査衛星「嫦娥1号」を開発し、打ち上げる。 「人民網日本語版」2006年11月3日 |