中国自動車工程学会の張小虞理事長は4日、第5期中国自動車産業発展年会で、中国の自動車生産台数は2007年には800万台を超える可能性が高いとの予測を示した。「今年から2010年まで、中国の自動車工業は年間2けたの成長率を維持し、2010年には生産台数が1千万台近くになる」とした。 孫理事長は、今年1~9月までの中国の自動車生産台数は528万台だったとし、いくつかの特徴を挙げた。 (1)自動車の輸出成長率は輸入成長率を大きく上回っており、今年通年の輸出総額は200億ドルを超える見込み。 (2)自動車メーカーの生産量は25%増、利益成長率は50%を超える。業界全体の年間利益は700億を超える可能性が高い。 (3)自主ブランドの成長率が合資企業を上回っている。自主ブランド車の生産量は40~80%の成長率になる見込み。 (4)小排気量乗用車の成長率は60%前後になるが、乗用車生産量の成長率は10%にとどまる。 今年1~9月の中国の自動車輸出額は169億元。年間の完成車輸出は2005年の16万台から大幅の増加し、25万台前後になるとみられる。 「人民網日本語版」2006年11月5日 |