アメリカン?エキスプレス(American Express)はこのほど、「2006年中国の高収入層の旅行行為に関する調査」の結果を公表した。それによると、過去一年のうち、それぞれ85%と18%の高収入層の人たちが国内と海外でバカンス旅行をしたことがあり、その比率はビジネス旅行をはるかに上回っているとしている。バカンス旅行の目的地として、北京は高収入層の訪問者数が最も多い国内都市である。北京における高収入層の人たちの旅行の平均的支出は2万元に達する。 旅行の目的地として、過去一年間を、北京は訪れた高収入層の人たちの人数が最も多い都市となり、その結果、北京が連続2年間最も人気のある国内バカンス旅行の目的地となっている。そのほか、上海、桂林、三亜と杭州などの都市も人気がある。 調査によっていま一つ気づいたことは、高収入層の人たちは住所の所在地の最寄りの都市でバカンス旅行をする傾向があること。例えば、18%の上海の人たちは杭州、16%の杭州の人たちは上海、19%の沈阳の人たちは大連を訪れている。北京のほかに、広州と深センの人たちの多くは桂林を訪れた。 調査によると、旅行者が海外旅行をする際、ショッピングが高いウェートを占めているという。外国の風景を楽しむと同時に、ショッピングは海外旅行の主な内容となっていることを示している。国内旅行の際、高収入層の人たちのショッピングの平均支出金額は2005年の1160元から2006年の1420元に増えている。 向こう一年間のバカンス旅行の予算について、取材に応じた人たちが示した数字は少しも保守的ではない。三分の二の人は来年のバカンス旅行の予算は1万を超える。深センと上海の人たちは25000元ということで、ライキングでトップを占めている。杭州と北京の人たちの平均予算も2万を超えている。興味深いことに、バカンス旅行の面で予算が最も多いのは、50から59歳の熟年の人たちであり、26152元という平均的予算で、18から34歳までの若者の平均予算の17145元より約1万近くも上回っている。 四割の国内バカンス旅行者と約三割の国内バカンス旅行者にとって、心身のリラックスが旅行の主な内容なので、ビーチに行って過ごすことが好まれている。そのほか、地元のグルメを楽しむのも不可欠となっている。 海外旅行の平均回数では、北京人は上海と広州に次いで、3番目。海外旅行の目的地を選択するとき、四分の一の北京の観光客は最近の海外バカンス旅行では韓国を選んでいる。 「チャイナネット」2006年11月6日 |