先般、中国の初めての人民元業務ファンド?渤海産業投資ファンドの諸発起者たちが北京で、発起者取決め、ファンド管理者取決め、信託統治取決め、ファンドに関する定款など6つの取決めに調印した。その後、諸発起者は関連文書を国家発展改革委員会および商務部に報告し、認可を求めることになっている。関係筋によると、渤海産業投資ファンド管理会社のオープン日時は二つの部門の審査によって決まるもので、年末までに会社が天津でオープンすると見られている。 昨年11月に、国務院は特に天津市に対して、トータルの金額が200億元、初回の金額が60億元に達する渤海産業投資ファンドの開設の企画を批准した。これは中国にとって最初の人民元産業ファンドとなる。現在、このファンドの投資先に対する要求はまだ明らかにされていないが、発起者によると、70%以上の資金が環渤海経済圏に投下され、50%以上の資金が天津浜海経済パークに投下されることになっており、向こう5年間の投資総額は60億元にのぼる。 渤海産業投資ファンドの管理者は、中国銀行国際部門を主とするもので、管理会社の登録資本は2億元で、中銀国際と泰達株式会社が上位2つの株主となる。そのほか、中国人寿保険(生命保険会社)、国家開発銀行、全国社会保障ファンド理事会と郵政貯蓄局もその株主となる。 現在までのところ、中国には3つの合弁外貨産業ファンドしか存在せず、それは1998年1月に開設された中国?スイス産業ファンド、2003年5月に開設された中国?アセアン産業ファンド及び2004年11月に開設された中国?ベルギー産業ファンドである。 ?チャイナネット?2006年11月28日 |