6カ国協議の米国側首席代表を務めるヒル国務次官補が、6カ国協議の再開について関係国と調整するため、27日に北京入りした。ここ1週間で2回目の北京訪問だ。 ヒル国務次官補は北京首都国際空港で同日午後、今回の訪中では6カ国協議の再開について、引き続き中国側と踏み込んで意見交換し、28日午前には武大偉外交副部長と会談することを表明。「間もなく再開される6カ国協議に向けて、万全の準備をすることが協議の目的」と述べた。ヒル国務次官補と武大偉副部長は前回の北京会談でも、協議の早期再開と進展を促すため、引き続き共に努力していくことで合意している。日本の佐々江賢一郎首席代表も26日、韓国の千英宇首席代表も27日に北京入りした。 中国、朝鮮、米国、韓国、ロシア、日本による6カ国協議は、去年11月の第5回協議?第1段階会議以降、中断したままだ。中国外交部は10月31日、中国、朝鮮、米国の首席代表が北京で非公式会合を開き、6カ国協議の推進について率直で踏み込んだ意見交換を行い、6カ国の都合の良い近い将来に、6カ国協議を再開することで合意したと発表した。 「人民網日本語版」2006年11月28日 |