中国の胡錦涛国家主席は18日、ハノイで第14回アジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式首脳会議に参加した際、地域協力を深め、平和を維持し、アジア太平洋の共同繁栄を実現するための四つの提案を行った。 第一は、平和と安定を維持すること。 対話で信頼感を高め、話し合いで意見の食い違いをなくし、矛盾を緩和する。 第二は、共同発展を促進すること。 当地域の経済、社会の発展はアンバランスなため、先進国は長い目で発展の差を縮小させ、共同発展を実現させるべきである。 第三は、協力共栄の実現。 当面、アジア太平洋地域ではエネルギー市場の価格が高騰し、経済発展はアンバランスで、伝染病が頻発するなどの問題に直面している。 第四は、開放と包容を実行すること。 多様性はアジア太平洋地域の特徴で、各メンバーは互いに尊重し、長所と短所を補い合い、仲良くするべきである。 また、胡錦涛国家主席はAPECの今後の発展方向について、中国側の主張を表明した。その中で、「APECは経済協力を重点に置き、多国貿易体制の発展を支援し、ボゴール目標を実現して、経済技術協力の新たな一歩を踏み出すべきである」と述べた。 「CRI」より2006年11月19日 |