地質標本3万点余りを収蔵している中国地質大学の「逸夫博物館」はこのほど、中国の大学の中で初めて国家観光局により「4Aクラスの観光スポット」に評価された。 中国地質大学の「逸夫博物館」は、中国において規模が最大で最も先端的な大学博物館である。その前身は中国地質大学博物舘で、23年の歴史があり、全国科学普及教育基地と全国青少年科学技術教育基地として大きな役割を果たしてきた。2001年に邵逸夫基金の援助を得て増築工事が始り、2003年末に新館が完工。新館の建築面積は約1万平方メートルで、展示スペースは5000平方メートルにのぼる。 現在、「逸夫博物館」では、さまざまな地質標本3万点余りが収蔵されており、体長10.5メートル、高さ6.1メートルの黒竜江満州竜、体長と保存状態の完璧さが世界一と言われる梁氏関嶺魚竜、海の恐竜の王と言われる黄果樹安順竜の化石などを含めためずらしい収蔵品が約3000点もある。さまざま燦然と輝く天然の宝石や鉱物の標本も、見学者たちの目をひきつけている。 また、博物館の周辺には、宝石を取り扱う商店街、もとの場所から移されて保護されている木の化石の林、アジア最大の室内フリーロッククライミング施設、全国の大学の中で唯一のキャンパストンネルなどの観光施設も整備されている。 「チャイナネット」2006年11月30日 |