最近開かれた上海国際健康大会において、上海市では市民向けの食品安全予報システムが作成されることが明らかにされた。近い将来、一般市民の食卓には、「カラーのついた風船」で定期的に食品安全の状況を予報するものが現れることになり、それによって、安全性に欠ける食品による市民の不安感を軽減することを目指すといわれている。 このシステムでは、赤、オレンジ、黄色、ブルーの四つの色がそれぞれ一級から四級の食品安全予報を示すものとなっており、食用の上でのリスクも大変危険、かなり危険から、ある程度危険、潜在的危険のランクに分けられている。現在、この食品安全予報システムはすでに上海食品研究所内部で試行されている。 この食品安全予報システムは、検査、分析とリスク評価などの技術を総合的に利用し、現在と未来のある段階の食品安全に対して科学的なリスク分析と危害評定を行うものである。 上海食品研究所副所長の馬志英氏によると、食品安全予報がタイムリーで効果的なものとなるには、市場における食品を追跡し監視するばかりでなく、源から監視する必要があり、「現在、20%以上の上海食品安全の検査は、原材料の栽培や養殖、加工の工場、供給業者など、上海以外の食品の源までさかのぼって追跡しておこなわれている」という。 「チャイナネット」2006年12月6日 |