税関総署の発表によると、今年1~11月期、全国の税関が徴収した関税および輸入環節税は5653億3500万元に上り、前年同期より849億6200万元(17.7%)増加した。うち関税は1054億3600万元、輸入環節税は4598億9900万元。通年の税収は6千億元を超える見込み。 2001年の世界貿易機関(WTO)加盟以来、中国は承諾事項を忠実に履行してきた。関税水準を段階的に引き下げるとともに、開放拡大に努め、対外貿易がますます活発になった。年度ごとの輸出入額は、WTO加盟以前の世界6位から05年は3位に上昇した。貿易スタイルが輸出中心から輸出入のバランスのとれたものへと転換したことから、輸入は2けたの安定的成長を維持し、大量の税源をもたらした。税関の増収額は03年、04年と2年連続で1千億元を突破。今年は投資、消費、輸出の高い伸びにより、輸入の増加が加速し、税関収入の持続的急増をもたらした。中国は1~10月期、輸入総額が6456億6千万ドル(前年同期比20.9%増)に達した。うち税関の主な税源である一般貿易輸入額は2733億4千万ドルで同19.8%増加し、増加率は前年同期の11.8%を大きく上回り、税収の持続的増加をもたらした。 1~10月期、全国の税関が摘発した密輸案件は5578件で、金額は125億4千万元に上った。取り調べを受けた企業は6200社、摘発を受けた企業は1318社。追徴税額は31億6千万元で、前年同期比11.8%増加した。 「人民網日本語版」2006年12月6日 |