今年の第28回蘇州で「寒山寺の除夜の鐘を聞くイベント」の方案が決まった。これには、百人余りの僧侶が楓洲の古い舞台で仏教の音楽を演奏し、寒山寺の書苑では寺に収蔵されている知名人の書画も初めて内外の観光客向けに展示され、そして寒山寺禅意書画院の発足式も催されることになっている。 寒山寺の「除夜の鐘を聞くイベント」の入場券の予約も始まっている。往年と同様、海外からの観光客の中で日本人が最も多い。「除夜の鐘を聞くイベントは、中日両国人民の間の平和友好の絆となっている」と、日本人の友人が語っている。 このイベントは、1979年に日本池田日中友好協会副会長の藤尾昭氏が発起し、蘇州市対外友好協会にバックアップされたもので、その後、毎年催されることになった。2005年末までに、このイベントはすでに27回催されている。 寒山寺は、508年-519年に建立され、当時は、妙利普明塔院と称されていた。唐の時代に僧の寒山と拾得がここで修行していたこともあって、寒山寺に名を変えた。唐の詩人張継の詩「楓橋夜泊」で、寒山寺は日本でもよく知られている。 「チャイナネット」2006年12月7日 |