中米戦略経済対話の初会合が14日午前、北京の人民大会堂で開幕した。会議では呉儀副総理が「中国の発展路線と中国の経済発展戦略」について「中国の発展路線」と題した基調講演を行った。要旨は次の通り。 中国は平和発展路線と経済建設中心を堅持し、国内発展に力を集中し、新たなタイプの工業化路線と改革開放を堅持している。中国の平和発展路線とは、世界の平和を十分に利用して自国を発展させるとともに、自国の発展によって世界の平和を促進することである。中国の発展は平和の発展、開放の発展、協力の発展、調和の発展だ。中国は、発展モデルの多様性を守り、さまざまな発展モデルの相互補完を促すことを主張する。中国の発展は世界にとって脅威ではなくチャンスであり、世界経済の発展を促進する一種のパワーだ。中国は13億の人口を擁する発展途上の大国であり、中国経済の持続的な発展と、社会の調和と安定は、世界の平和と発展に対する最大の貢献である。中国人民は世界各国の人民と共に、平和が永続し共に繁栄する調和世界の建設を促していきたいと願っている。 中米戦略経済対話の初会合では「中国の発展路線と中国の経済発展戦略」をテーマに、都市部と農村部のバランスある発展、持続可能な経済成長、貿易と投資の促進、エネルギー、環境、持続可能な発展などについて、幅広く踏み込んだ話し合いを行う。 「人民網日本語版」2006年12月15日 |