国連の社会におけるジェンダーをテーマとするワーキング?グループはこのほど、北京の国連駐在機構で、『2007年世界の児童の状況』を公表した。レポートのテーマは「女性と児童、ジェンダー間の平等の二重のメリット」だった。レポートでは、社会におけるジェンダー間の平等は「二重のメリット」をもたらし、女性と児童に共にメリットをもたらし、家族、社会と民族の健康と発展のカギとなっていると指摘している。 記者会見では、中華全国婦女連合会婦女研究所副所長の劉伯紅教授は、「ミレニアム発展目標」とジェンダー間の平等の促進をテーマに発言した。劉伯紅教授によると、中国の現在男女の出生比率はすでに119:100に達し、深刻な様相を呈している。社会におけるジェンダー間の平等の目標を実現するためには、具体的に言うと、「2005年に小中学校教育における性別の差を取り除き、2015年までに学級教育におけるジェンダー間の差をなくす」ということであり、それと関係のある四つの指標はすでに設定されている。中国は「ミレニアム発展の目標」の第3の目標――「ジェンダー間の平等を促し、女性に権利を賦与する」を実現する面では著しい成果を収めたが、女性の教育、経済と政治管理の分野での活躍がさらに促進されることが期待されている。 「チャイナネット」2006年12月18日 |