朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議の中国代表団の姜瑜スポークスマンは、18日、記者会見で「第5回6カ国協議第二段階の会議は幸先良いスタートを切り、特別な意義がある」と語った。 姜瑜スポークスマンは「各国代表団は昨年9月に採択された『第4回6カ国協議共同声明』の具体的措置と足取りについて、それぞれ自分の立場を述べた」と語り、「会議の特別な意義は主として、以下の三点に現れている。まずは、6カ国協議は行き詰って一年の間に、朝鮮半島の核問題が複雑で、厳しい変化を見せたにもかかわらず、各国が力を合わせて会談を再開し、問題を再び話し合いの軌道に戻せた。このこと自体が大きな進展だと言えよう。二つ目は、本日の会議で、各国はいずれも話し合いにより、問題を解決するという正しい方向を堅持し、また、朝鮮半島の非核化という全体目標を堅持し、さらに、9?19共同声明を真剣に履行する意向を示している。これは、各国の意欲の現れだと受け止めている。そして、三つ目が、各国が共同声明を行動に移すことをめぐり、それぞれの原則と立場及び具体的な構想を述べ、未来に目をむけ、柔軟で、現実的な態度で立ち入った議論を行おうとの意向を表した。このような積極的な態度は会談が積極的な成果を遂げることを促すことが期待できる」と述べた。 姜瑜スポークスマンはさらに、アメリカと朝鮮は金融問題をめぐり、北京で協議を開くと発表し、「中国はアメリカの朝鮮との接触や対話を支持し、双方が今回のチャンスを利用して、それぞれ関心の抱いている問題をめぐり、意見を交換し、柔軟で現実的な態度で問題解決の糸口を見つけてほしい」と述べた。 「CRI」より 2006年12月19日 |