先般、中国国務院新聞弁公室は新聞発表会を開き、中国国家林業局のスポークスマンの曹清堯氏は「『第11次五カ年計画』期における中国の木材総消費量と総需要量は3億立方メートルを保っており、これは、国内のレベルから見ればすでに飽和状態にあるといえ、木材の輸入と輸出はバランスがとれるようになった」ことを明かにした。 同氏によると、中国の木材製品の輸出と輸入は同時に行われているので、中国は木材を輸入するとともに、輸出量も増えている。また、輸入される木材や木材製品のほとんどの最終消費国は中国ではない。近年、紙類と紙パルプを生産するための木材消費は確かに急増しているが、「欧米の四倍にも達する」という言い方には、根拠はない。 木材の需要を満たすため、中国は多収穫林の栽培に適した南部地域に数多くの紙パルプの木材基地を建設し、パルプ用木材を提供することになっている。目下、中国政府は「節約型社会」の構築を呼びかけており、公務の分野でも電子政務と紙のリサイクルを提唱している。 木材輸入のメカニズムについて、曹清堯氏は「中国の木材輸入と輸出は相互補完のメカニズムを構築しており、『第11次五カ年計画』期の中国の木材輸出入量はさらに増え、国内産の木材の比率は次第に増加することになっている」と語った。 「チャイナネット」 2006年8月17日 |