伝えられるところによると、中国一長い鉄道トンネル――長さ20．05キロの烏鞘嶺トンネルが23日午前に、複線開通した。これにより、蘭新線（甘粛省～新疆ウイグル自治区間鉄道）の蘭武（蘭州市西側～武威市南側）区間の新規建設の複線鉄道工事が全面的に完了し、連雲港～ウルムチ間の3651キロの鉄道ルートがすべて複線化され、ユーラシア?ランドブリッジの輸送のボトルネックは取り除かれた。

2003年3月30日、国の「第10次五カ年計画」の重点プロジェクト――蘭武複線工事が着工された。蘭新線の蘭武区間の打柴溝駅?竜溝駅間の烏鞘嶺トンネルは、同プロジェクトの難所の中の難所と見なされた。設計では、トンネルは上下線に各一つで、レール敷設地点の最高海抜は2400メートル以上となっていた。の地点で行われた。2006年3月30日、烏鞘嶺トンネルの右側トンネルが開通して運営に入り、6月25日、左側トンネルの主体工事も完了し、8月23日、トンネルは複線で開通した後に、打柴溝?竜溝間の運行距離は30．4キロ短縮されることとなった。

蘭州鉄道局の朱友文局長によると、蘭新線の蘭武間複線の開通で、旅客列車の最高時速は160キロ／時間となり、運行時間は254分から153分に短縮される。

鉄道部の盧春房副部長は、烏鞘嶺トンネルの複線での開通で、蘭新鉄道の蘭武区間の222．91キロが複線かされ、ユーラシア?ランドブリッジの最後のボトルネックが取り除かれ、ユーラシア?ランドブリッジの旅客?貨物運送能力および輸送の質が向上し、中国中?西部のヒトとモノの交流の推進、地域の経済?社会の発展を促す上で大きな役割を果たすだろうと語っている。

「チャイナネット」2006年8月25日