安徽省黄山市政府によると、当市の関係部門は、「珠算の始祖」といわれる程大位著の『算法統宗』等をはじめとする算書及び算盤、珠算は、全体として「珠算文化」をなすものであり、国家クラスの非物質文化遺産として申請することを考えている。 程大位(1533-1606年)は、安徽省休寧県(現在の黄山市)の出身で、著名な珠算家と発明家であった。1592年に書き上げられた数学著作『算法統宗』は、明代以前の珠算の集大成であり、珠算の画期的な著作である。『算法統宗』は明朝末期に日本語に訳され、近世日本の数学である和算の形成に決定的な役割を演じたといわれている。程大位の旧居は黄山市に現在も保存されている。 程大位逝去400周年を記念する諸行事が9月23日から、安徽省黄山市で行われる予定。「程大位逝去400周年記念大会」「国際珠算暗算理論シンポジウム」や「黄山程大位カップ全国児童珠算暗算招待試合」などがそれに含まれている。 「チャイナネット」2006年9月5日 |