国務院の温家宝総理は5日、日本?経団連の御手洗冨士夫会長を最高顧問とし、日中経済協会の千速晃会長を団長とする2006年度日中経済協会訪中団と人民大会堂で会見した。 会見において、温総理は以下のように指摘した。 中日関係は両国にとってとても重要だ。両国とも戦略的に、また長期的な角度からこの課題に取り組んでいくべきだ。私たちは日本と協力し、「中日共同声明」など、3つの政治文書に確立された原則を厳格に守っていくとともに、「歴史を鑑(かがみ)とし、未来に向かう」という精神を堅持していきたい。また、できるだけ早く政治的障害を取り除き、中日関係が安定した発展の軌道に乗ることを願っている。 日本の経済界が両国の経済貿易関係を発展させるために積極的な態度をとっていることに対し、称賛したい。中日両国は経済貿易協力の重要なパートナーだ。両国の経済貿易関係を発展させることは、双方にとって利益となる。中国経済が持続的で急速な発展をとげ、改革開放を進展させることは、中日の経済貿易協力に幅広い発展の余地をもたらすだろう。中国は日本の企業家が積極的に中国の経済建設に参与すること、また中日関係の全面的な発展に貢献することを歓迎する。 「人民網日本語版」2006年9月6日 |