CTR市場研究公司は19日、「全国商務人士調査(CBES:China Business Executive Survey)」の結果を発表した。調査対象となったのは社員50人以上の企業で管理職に就く「高級ビジネスパーソン」と呼ばれる人々。全国55万人の平均世帯収入は昨年同期比18%増の17万6000元に達した。「国際金融報」が伝えた。同時に、高級ビジネスパーソンの購買力と購買潜在力は強大化かつ国際化していることがわかった。 個人消費では、調査対象者の自家用車保有率は昨年の47.5%から今年は53%に増えた。つまり、自家用車を持つ人が約30万人いることになる。このうち13.8%は輸入自動車を所有している。アウディ、ベンツ、BMWは高級ビジネスパーソンが最もお気に入りの輸入高級車ブランドとなっている。ハイエンドカラーテレビの購入も33%まで増加、かたや一般人の保有率はわずか3%にとどまっている。 このほか、今年は女性の割合が増加し、昨年の34.7%から今年は35.7%まで増えたことが調査で判明した。女性がますます広範囲でビジネス活動に進出していることがうかがえる。 同社メディア製品研究部門の沈穎総経理(社長)によると、調査対象者には、中国の頂点に立っているエリート層はそれほど多くないものの、彼らの購買力は社会の総消費量のうち、かなり大きなシェアを占めるという。企業、家庭、社会における彼らの主導的役割と性格的特徴から、高級ビジネスパーソンは会社の同僚、取引先、家族、プライベートの友人という影響力の大きい4つの人間関係を持っているといえる。彼らへの理解を深めることで、企業は社会の消費動向とライフスタイルの変化をより広く、深く掌握することが可能となる。 「人民網日本語版」2006年9月21日 |