外国人専門家の受け入れを担当する国家外国専家局の劉永志スポークスマンは20日、瀋陽で開催中の「2006年国際人材交流大会」でヘッドハンティングカンパニーが海外出身の人材受入れに、より一層関与することを歓迎するとした。劉スポークスマンは次のように説明する。 現在中国の人材市場は、中低レベルの人材に対する国内企業の需要は基本的に満たされているが、多くの企業や高等教育機関の研究センターなどが必要とする、管理や戦略決定能力のある人材は依然と不足しており、これも「引智(海外頭脳導入)プロジェクト」の重点課題の一つだ。同プロジェクトは、科学技術の革新、設備製造業、国家重点プロジェクト、エネルギーと電力、情報産業、文化産業、農村建設などの分野に、また東北振興、西部大開発、海浜新区などの地域に重点をおく。 現在中国は毎年延べ20~40万人の外国出身の人材を受け入れている。政府主導のもの以外の受け入れルートが増え、人材資源の配置における市場の役割は日増しに高まっている。 中国がWTOに加盟して以来、ますます多くのヘッドハンティングカンパニーが中国に進出している。ヘッドハンティングカンパニー、特に合弁企業のそれは、市場経済の中で専門家と人材紹介部門との橋渡しなる専門的なサービスを提供できる。ヘッドハンティングカンパニーはまだまだ新しく出現したものであり、情報不足、規範の未整備、不透明なサービス基準など、整っていない部分もある。このような発展の初期には、政府関係部門が監督?管理とサービスを強化していかなければならない。 「人民網日本語版」2006年9月22日 |