日本の国際貿易促進協会は21日の総会で、河野洋平衆議院議長を新会長に選出した。中国の王毅駐日大使も祝賀に駆けつけた。王大使と河野議長の発言は次の通り。 ▽王大使 当面、中日関係は正に岐路に立っている。周知の原因で、両国指導者の信頼関係が近年損なわれており、両国関係とくに政治関係は不正常な状況が続いている。このままではいけません、はやく中日関係を改善してほしい、日本の近隣外交を打開してほしい、これは日本国民の声となりつつあり、国際社会とくにアジア諸国も望んでいるところである。 中国政府は一貫して対日関係を大事にしている。歴史の教訓を踏まえ、未来志向の関係を作り、アジア振興のために手を携えて行こうというのは、われわれの基本的な対日姿勢である。私はいよいよどうすれば現在の政治的障害を克服し、真の未来志向の両国関係を作れるか、これを真剣に考えて行く時期に入っているのではないかと、そして大きな政治決断が求められているのではないかと思う。日本国民、そして日本の政治指導者の賢明な決断に対し、われわれはいつでも積極的に応えていくつもりである。 日本の政治には新たな変化がおきている。中日関係にも新たな変化がおきて行くことを望んでいる。日本国際貿易促進協会のみなさんにおかれましては、ぜひ河野新会長のご指導のもとで、その他の友好団体と力を合わせて、中日関係の改善という差し迫った大きな課題に取り組み、新たに貢献されることを期待する。 ▽河野議長 日中関係の改善は当面の急務であり、政治と経済は相互に促進されるべきだ。わたしは新会長として、このために積極的な努力をしていく。 「人民網日本語版」2006年9月22日 |