北京国際都市発展研究院が11日発表した「中国の都市ブランド価値報告」において、北京は中国で最もブランド価値のある都市だということが分かった。「中国新聞網」が伝えた。 同研究院の連玉明院長は、同日北京で開催された「中国都市フォーラム2007北京サミット」で、次のように述べた。 「中国の都市ブランド価値報告」は「中国都市ブランド価値指数」を創設し、居住、事業、学問、商業、観光に適する5つの一級指標と15の二級指標で、全国287都市のブランド価値に対し、系統的に分析を行い、2007年中国都市ブランド価値のランキングを出した。北京、上海、深セン、広州、南京、杭州、青島、成都、寧波、蘇州がランキングベスト10になった。 連玉明院長は、同報告が5つの指標で総合的に分析した結果から見て、北京は「事業」「観光」に最も適する都市、上海は「商業」「学問」の最も適する都市だとしている。また、新興の経済発達の著しい移民の都市として、深センは居住環境、公共サービスなどいくつかの方面で非常に高く評価されており、全国で最も居住に適した都市だとしている。 さらに、「中国の都市は、全体的にみれば、ブランド価値の時代に入っている。ただ、北京、上海、深センなど大都市と中小都市との差は大きくなっており、二極分化の状況が出現している」と述べ、2008年に北京オリンピックが開催されるにともなって、オリンピックが北京のブランド価値をさらに大きくし、北京は中国にとって、また全世界にとって独特の文化遺産を残すだけでなく、オリンピック後には、さらに新たな経済成長の周期を迎えることになると指摘した。 「人民網日本語版」2007年9月12日 |