ヘルシンキで開催されている第6回アジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席中の温家宝総理は10日、ベトナムのグエン?タン?ズン首相と会見した。 温総理は、両国は今後▽両国関係に関するハイレベルで組織横断的な委員会の設置を急ピッチで研究する。各分野の協力を統合的に計画し、全面的に推進する▽必要な措置を講じ、両国間の経済貿易協力水準を高め続ける。経済貿易協力の枠組み協議を早急に実施し、大型プロジェクトの実施を加速する▽相互理解?相互譲歩の精神によって、両国間の国境画定作業を早期に完了させる▽南中国海に関する中国?ベトナム?フィリピンの3カ国協力合意を真摯に履行し、南中国海の2国間共同開発を積極的に協議する――必要があると指摘した。 ズン首相は、経済貿易関係の一層の発展について中国側と協議し、電力?エネルギー?鉱物分野の協力を推進することへの期待を表明。2008年までに陸上国境画定?国境碑建設作業を完了できるよう、中国側と共に努力していきたいとした。また、南中国海における3カ国協力に前向きな姿勢を示し、「良い結果を得て、海上協力が良いスタートを切れるよう期待している」とした。 「人民網日本語版」2006年9月11日 |