国務院の温家宝総理は9日ヘルシンキで、第9回中国?EU首脳会議に出席した。EU議長国?フィンランドのバンハネン首相および欧州委員会のバローゾ委員長らが温総理と会談した。 ▽温総理 中国とEUとの関係が絶えず深まっていることから、双方は地域間関係の総合的計画の策定と「中国EU新世代パートナー提携協定」の協議?締結を急ぎ、経済、科学技術、文化?教育、安全保障などの分野における協力を全面的に推進すべきだ。双方は会談で、戦略対話をさらに深め、貿易、持続可能な発展、環境保護、社会保障、財政?金融などの実務提携を強化することで合意した。また、人の往来と若者同士の交流促進、国際社会での協調、ドーハ?ラウンドの早期再開などでも見方が一致した。 ▽EU首脳 「中国EU新世代パートナー提携協定」の交渉は今すぐに始められる。EUは対中武器禁輸措置の解除や中国の市場経済認定などの問題解決に向けて引き続き努力していく。EUは「一つの中国」の政策支持の方針を堅持する。 会談では朝鮮半島の核問題についても話し合われ、温総理は対話と交渉を通じて朝鮮半島の核問題を平和的に解決し、半島と北東アジア地域の平和と安定を守るという一貫した立場を説明し、関係各国は6カ国協議の早期再開に向けて努力してほしいと示した。EU側は、中国がこの問題で重要な役割を発揮していることを称賛し、支持を表明した。 「人民網日本語版」2006年9月11日 |