天津浜海新区が産業投資基金の設立テスト地となった。国家発展改革委員会が関連部門と協議し、国務院の承認を得て決めたもので、これを受け天津市は「渤海産業投資基金」の開設準備を始める。同委員会の張茅副主任が、9日行われた「天津浜海新区開発開放と金融改革革新サミット」の席上で明らかにした。 渤海産業投資基金の当初規模は少なくとも50億元、最終的には200億元規模になる。 中国銀行業監督管理委員会の劉明康主任によると、天津浜海新区総合改革実験の重点事業のうち、金融業の改革?革新が最重要の位置に置かれ、国の金融企業、金融業務、金融市場、金融開放などに関わる重要な改革は、今後原則的に天津の同新区で先行的に実験が行われることになるという。今回の基金設立もその一環とみられる。 同新区が近く予定している金融改革事業では▽直接融資のルート開拓▽金融機関の総合的な経営展開▽金融機関システムの刷新と整備▽外貨管理の改革――の4つが重点になる。これらの金融総合改革は各部門の審査、承認を経て、段階的に実施されることになる。 「人民網日本語版」2006年9月13日 |