中国科学院(科学アカデミー)は17日、今後6日以内に地方政府と協定書を交わし、5つの研究所を共同設立することを明らかにした。科学研究が一部の地域に集中しすぎている状況を改善することが目的。 5つの研究所とはそれぞれ、煙台海岸地域持続可能発展研究所、青島生物エネルギー?プロセス研究所、蘇州ナノテクノロジー?ナノテクバイオ研究所、深セン先端技術研究院、および厦門(アモイ)に設置される中国科学院都市環境研究所。 中国科学院の路甬祥院長は今回の事業について次のように述べた。 科学研究力量のアップには、経済?社会の発展との相互協調、相互サポートが必要だ。国家の技術革新システムは、地域的な配置を特に考慮しなければならない。中国の計画経済時代の科学研究の中心は、北京と上海に集中しすぎていた。同院の自然環境研究の中心は主として西部に重点を置いてきたが、今は沿海部の省や市との提携を強化しつつある。このような歴史的な「つけ」をこれから清算しなければならない。 同院は2008~2010年にも今回と同様に共同設立の形式で、5カ所前後の研究所をさらに新設する予定だ。 「人民網日本語版」2006年9月19日 |