在日華僑のリーダーとして著名な陳焜旺氏が主編、日本華僑華人研究会が編集した「日本華僑?留学生運動史」の中国語版がこのほど日本僑報社より出版、10月1日から正式発行される。日本語版は2004年12月に出版され、当時中日両国で注目された。華僑華人研究者からも高い評価を得ていた。 出版祝賀パーティーでは、在日本中国大使館の于淑媛総領事が王毅大使の祝辞を読み上げた。祝辞の中で王毅大使は、多くの在日華僑たちが愛国の旗印を高く掲げ、困難の克服、祖国の尊厳と自身の正当な利益保護、中日友好の推進、祖国建設への支援、中華文化のアピールなどの面において重要な貢献をなしてきたことを賞賛した。 「日本華僑?留学生運動史」は全編にわたり、愛国と報国の心が見て取れる、かつての華僑や留学生たちの感動の運動史。同書は日本語版出版の際、中国に帰国した元日本留学生らの間でも大きな話題を呼んだ。彼らは「書には日本の華僑?留学生たちが困難の下でも愛国心を持ち続けて歩んだすばらしい歴史が系統的にまとめられており感服した」と高く評価し、元留学生に知識となるだけでなく、中国国内の人々にも愛国心をかきたてる歴史的文献として、中国語版を出版してはどうかという意見が出た。内外の中国人や華僑関係業務を行う各機関の参考書として、華僑史研究の空白を埋める意味合いがある。とりわけ在日華僑にとっては、重要な歴史的記録が残ることにもなる。 「人民網日本語版」2006年9月20日 |